2015年6月26日金曜日

ある宝石商のストーリー6


~新しいチャレンジ~

何でも新しいことにチャレンジする時は

上手くいかないこともある。

そんな時には、

あきらめないという気持ちが大切だ。


事業を広げていこうと決めたのはいいが、

営業してもなかなか上手くいかない

日々が続く。


~国という大きな壁~

ここは日本だ。

彼が生まれた母国とはやはり

考え方が違う。

それは、

商売においても同じ。

初めは、

違いに戸惑うことばかり。

言葉が通じない

受け入れてもらえない。


もう、

諦めてしまおうか。

そんな事も、


ふと脳裏をよぎった。

2015年6月24日水曜日

ある宝石商のストーリー


~ストーリーを形に~

親から受け継いだ、

ジュエリーに込められた思いを胸に、

もっとたくさんの人のストーリーを

形にできないだろうか?


彼は常に悩み続けていた。

どうすればもっとたくさんの人たちが幸せになれるのだろうか?


~大きな決断~

人生には何かを決めないといけない時がある。

彼にもその時は訪れた。

もっとたくさんの人に、

ストーリーを届けるために。


彼は、

決断した。

今まで扱っていなかったブランドや、

商品を取り扱う決断だった。

もちろん、

商品の幅が広がれば広がるほど、

やるべきことが増えるし、

リスクも伴うことになる。


でも、

彼にはその決断が必要だった。

なぜか?

それは、

たくさんの人のストーリーを届けることが、

自分の使命だと気付いたからだった。


2015年6月19日金曜日

ある宝石商のストーリー4


~なぜジュエリーなのか~

箱入り娘

という言葉をご存知でしょうか?

箱の中で、大事に育てられた

娘ということです。


ジュエリーとは

まさに箱入り娘と同じこと。

大切に大切に、

箱の中で、保管するのです。


~全てのジュエリーはストーリーを持っている~

全てのジュエリーには、

それぞれのストーリーがあります。

デザインや製造過程で、

全く違う形に作られて、

お客様の手元に届きます。


そこには、

かけがえのない

一つ一つのストーリーが込められて、

そのストーリーを

メッセージとして伝えるという役割があります。

大切な人との記念日や、

お祝い。


そして、

自分を表現する方法など、

様々です。


そこには、

人がジュエリーを身に着けることで、

一人一人のストーリーが、

生まれるのです。


2015年6月17日水曜日

ある宝石商のストーリー3


~商品に込めた思い~

一歩街に出れば、

たくさんのアクセサリーに出会うことができる。

じゃあ、

なぜお客様が、

自社の商品を買ってくれるのか?


そこには商品にかけた思いがあるから。

ジュエリーが他と商品と違う理由は、

思いが原点にある。


~ここにしかない価値を求めて~

原宿を拠点に商売を始めてから、

オリジナルのインディビジュアルアイテムを

扱うようになった。

本当にいいものだけをお客様に提供する。

そこが根底にあったから。

安い商品をたくさん売るという方法もあるが、

あえて、

高い価値のある商品、

リッチアイテムに絞ることにした。


ここに今のアクセサリー商売に込められた思いがある。

ただ、商品をお客様に購入して頂くだけでなく、

商品を通じて、

喜びや感動を共有する。


それこそが、

彼が心の底から目指しているものである。

2015年6月16日火曜日

ある宝石商のストーリー2


~運命の出会い~

24歳という年齢で会社をスタート。

全くの知らない土地での商売は、

なかなか上手くいかない。

行く人、行く人が通り過ぎていく。

あきらめようかと思ったその時、運命の出会いが訪れた。


そう、

彼女は今の妻だ。


~一筋の光~

ある女性がピアスを買いに来た。

私にとっては珍しいお客様。

思わず、感謝の言葉を口にしていた。

そこから転機が訪れる。

日本には海外のアクセサリーが無い。


すかさず、

タイや韓国からアクセサリー類を仕入れて、

販売した。

初めは見向きをしなかったお客様も

一人、また一人と興味を持ってくれるようになった。


それが日本での商売の原点である。



2015年6月10日水曜日

ある宝石商のストーリー1



~無一文で日本へ~

もともと日本に旅行することは好きだったのだが、

今回は少し事情が違った。

そう。

お金も何もない。

無一文の状態だったのだ。


先に訪れたタイで全財産を失い、

たどり着いたのがこの日本。

今では第二の故郷のようなこの国は私にとっては、

人生の新しいスタート地点なのである。





~原点は原宿から~

どうにか生きていかないといけない。

24歳の青年が、

知らない国に一人だけ。

何をすればいいのか考えた末に、

見つけたものがアクセサリー。


アクセサリー には人の想いが詰まっている。

きれいな箱に収まった小さなアクセサリー。

他のどんな商品にもない、

想いの詰まった一つだけの箱。

そんなアクセサリーを日本の原宿で売ることに決めた。