2015年8月28日金曜日

ボディピアス特集①


何倍もボディピアスを楽しむために、

まず、ボディピアスを知ることが大切です!


そんなボディピアスって何だろうという質問に答えていきたいと思います。


ボディピアスとは何か?


みなさんはこんなことを考えたことはありませんか?

なぜ、ボディピアスというのだろう?

普通のピアスも体に着けるじゃないか?


私も初めはそう思っていました。


実は、

その理由はとても深い所にあったのです。


かつて、

様々な民族で体のいたるところにピアスを付けていた

時代がありました。


それが、

時代の変化とともに、

近代では野蛮な行為とみられるようになり、

耳たぶにつけるピアスだけが、

かろうじて認められるようになりました。


その影響から、

耳たぶ以外の部分に着けるピアスの事を、

本来の耳のピアスと区別する為に、

ボディ・ピアスと呼ぶようになりました。


これが、ボディピアスの語源です。


次回は、

ピアスとボディピアスの違いに関して、

紹介していきたいと思います。



2015年8月26日水曜日

お役立ち情報⑬


ステンレスについて 12


今回はタングステンの紹介です。

タングステンとは、

炭素と結びつくことによって、

ダイヤモンドに次ぐ硬さになる

金属の事をいいます。


加工に関してのポイントとして、

非常に高い温度での加工が必要です。

通常の金属と比べて一番高い、

3387℃以上でないと加工自体が出来ません。


耐久性に関しては、

その硬度から、

とても優れているのですが、


逆に

加工性はほぼゼロに近く、

難点もあります。


タングステンは、

スウェーデン語で『重い石』という

意味があり、

色は、

単体では、光沢のある、

白色か灰白色をしています。


アクセサリーとしては、

主に合金として使われることが多い金属です。

タングステンに含まれている成分としては、

タングステン純度以外に、

ニッケル、タンタル、ニオブなどが

含まれています。


その中でも微量元素が0.2%含まれているのですが、

豆知識として、


その中で鉄分量が大半をしている場合は、


磁石にくっつく現象が起こることもあります。


2015年8月21日金曜日

お役立ち情報⑫


ステンレスについて 11


今回も引き続きPVDコーティングの情報です。

カラーコーティングといっても色によって、

時間も温度も異なってきます。

ROSEGOLDカラーの場合は、

300度で13分間を目安に行います。

基本的に約半年は色落ちの心配はありません。
※全てのステンレスの色落ち期限はものや状況によって変化します

BLUEカラーの場合は、

300度で4050分間を目安に行います。

基本的に半年は色落ちの心配はありません。
※全てのステンレスの色落ち期限はものや状況によって変化します

BLACKカラーの場合は、

300度で8090分間を目安に行います。

基本的に2年は色落ちの心配はありません。
※全てのステンレスの色落ち期限はものや状況によって変化します

GOLDTUNGSTENDカラーの場合は、

300度で810分間を目安に行います。

基本的に1年は色落ちの心配はありません。
※全てのステンレスの色落ち期限はものや状況によって変化します

Coffee Goldカラーの場合は

250度で20分間を目安に行います。

基本的に1年は色落ちの心配はありません。
※全てのステンレスの色落ち期限はものや状況によって変化します

Green Goldカラーの場合は

300度で8分間を目安に行います。

基本的に1年は色落ちの心配はありません。
※全てのステンレスの色落ち期限はものや状況によって変化します

Silverカラーの場合は

250度で10分間を目安に行います。

基本的に1年は色落ちの心配はありません。
※全てのステンレスの色落ち期限はものや状況によって変化します

LIGHT BLUEカラーの場合は、

300度で60分間を目安に行います。

基本的に半年は色落ちの心配はありません。
※全てのステンレスの色落ち期限はものや状況によって変化します

色によって、長持ちしたり、

時間や温度が違ったりします。

こういった情報を知っていると、

アクセサリーを長持ちさせることもできますね。




2015年8月19日水曜日

お役立ち情報⑪


ステンレスについて 10


PVDコーティングという名前を聞いたことがありますか?

今回はPVDコーティングという手法をご紹介します。

PVDとはPhysical Vapor Depositionもしくは、


Plasma Vapor Depositionの略で、正式には物理的蒸着法の事です。


特殊な金属蒸気(金属分子)を、


ステンレス表面に接着(コーティング)することで、


金属表面を丈夫にし保護する為に開発された方法です。


低温で処理が可能で、


とても強いコーティングが出来る特殊な方法です。


メッキのようにただ塗っている(かぶせている)だけでなく、


溶接のように表面に接着されているので、


メッキなどよりはがれることが少ない事が特徴です。


ただ、


まったくはがれないという事はありません。


通常のメッキよりははがれにくいという事です。


PVD処理後の膜の厚さは、


わずか1~4ミクロンという薄さ。


ケースの寸法精度やデザイン的に重要な形状なども、


十分に維持することが可能で、


硬度は超硬合金を上回るほどです。(23003000Hv


優れた耐摩擦性とともに、


粘着性や弾力性にも優れています。



2015年8月14日金曜日

お役立ち情報⑩


ステンレスについて 9


今回も前回に引き続きステンレスのメンテナンスに関して。

実際のメンテナンスの方法をご紹介します。


    鉄粉などのもらいサビの場合

・中性洗剤やせっけん水をスポンジなどの柔らかいものに含ませてふき取り、

その後に、水洗いによって洗剤液 を使います


    清掃薬品の付着によるサビ

・中性洗剤で除去できない場合は、清掃薬液 を使います。


    手垢や指紋跡による汚れ

・中性洗剤かせっけん水を使用し、除去できない場合は、有機溶剤

(この場合はアルコール・ベンジン・アセトンなど)をスポンジか布に

含ませてふき取ります。


    表面保護用付着フィルムによる汚れ

・水溶性の中性洗剤かアルコールを含ませた布でふき取ります。

これで駄目な場合はシンナーやベンジンを用い、十分に水洗いをします。


ステンレスの素材によっては、

メンテナンスの方法が異なってきます。


実際にどういった場合の汚れ には どのように対応するのか

しっかりと把握して対応できるかどうかで、

きれいになるかどうかは変わってきます。


しっかりと把握しておくと便利です。


AAB JAPAN ウェブサイト

2015年8月12日水曜日

お役立ち情報⑨


ステンレスについて 8


ステンレスにはメンテナンスが必要。

今回はステンレスのメンテナンスの紹介です。


●メンテナンスの重要性


ステンレスは軟鋼やアルミニウムに比べて、

はるかに耐食性には優れて、

非常にさびにくい金属という事は知られていますが、

絶対にサビないという事はありません


実際の使用条件や使用環境によっては、

汚れることやサビることもあるので、

気を付けてください。


ステンレスがサビる原因としては、

大気中に浮遊する鉄粉 有害ガス中の成分の付着・堆積

潮風に含まれる塩分の付着などが、

大きくは上げられます。


こういった付着物が中心となって、

さらに湿気が加わって固着し、

表面の不動態皮膜を傷つけて再生を妨げる状態

サビの原因だといわれています。


しかし、サビてしまった場合でもごく表面的なもので

材質自体が腐食してしまっているという事ではないので、

適切なクリーニングによってほぼ現状に近い状態に戻すことができます。


こういった情報を知っているか知らないかで、


ステンレスを長く使い続けることができるかどうかに


大きく関わってきますね。


AAB JAPAN ウェブサイト

2015年8月7日金曜日

お役立ち情報⑧


ステンレスについて 7

ステンレスにはたくさんの種類があるという事を前回までで紹介しましたが、

今回からはその特性についての説明です。


●鉄の赤錆とは?


みなさんもよく見かけると思います鉄の赤錆。

その原理はとてもシンプルで、

鉄(Fe)の数個の原子 大気中の酸素(O2と結合して、

Fe2O3Fe3O4が出来上がり起こる現象です。


ここまでは知っている方も結構いらっしゃるのですが、


あまり知られていない事として、


鉄にクロム含有をさせた場合に、含有量が11を超えるとこの現象が

軽微になりほとんど目で見て確認する事ができなくなります。


この現象は、『不動態化』と呼ばれ、

クロムの含有量が11%よりも多くなればなるほど不動態化の状態が安定してきます。


酸素とクロムが結びついて、

ごく薄い酸化皮膜が生成され、

これは『不動態皮膜』と呼ばれます。


この時に、不動態皮膜が機械的に除去される事もあるのですが、

大気中に酸素が存在する限りクロムは酸素と結合しやすいので、

すぐに、Cr2O3という不動態皮膜が作られます。


この時の不動態皮膜はとても固く緻密なので、

そこから中には浸透しない性質を持っていて、

サビの発生を防ぐことができるのです。


イメージ図↓



2015年8月5日水曜日

お役立ち情報⑦


ステンレスについて 6

前回に引き続き、18-8ステンレスの種類をご紹介いたします。


18Cr-9Ni-C


炭素をあまり含んでいないので、粒界と粒界の間の腐食に優れています。

また、ニッケルを多く含んでいる為、深絞り性にも優れています。

深絞り成形 や ヘラ絞り整形 などに使われることが多い素材です。


18Cr-10Ni


ニッケルを多く含んでいる為、加工硬化が低く、絞り加工性に優れています。

非磁性の性質を持つこともできるので、医療器具電子銃部品などに使われている素材です。



25Cr-20Ni


耐食性・耐熱性に大変優れています。

年少装置部品ボイラー航空機部品などに使われています。


25Cr-20Ni


モリブデン添加による優れた耐食性と、低Cによる耐粒界腐食性を有しています。


これにより、溶接加工後に処理が難しい加工部品などで使われています。


各素材には元素が含まれているのですが、

各種元素ごとに効果が異なってきます。


・低炭素素材の場合は耐食性が非常に優れています

・高炭素素材の場合は強度や硬さに特徴があります

・モリブデン(Mo)では耐食性が優れています


というように、ステンレスという言葉を一つとっても

中に含まれる素材によって特徴が異なります。


素材によっては自分たちの日常で使用・利用する機械の中に

含まれていることもあります。


少し視点を変えてみてみると面白いですね。